招き猫の由来

●招き猫の由来

招き猫にはいろんな説があるんです。でもどれも不確定!?  大福くん

■常滑焼、大手製造元から引用(唐から渡来説)
愛玩動物としての猫は千年以上も昔、唐から日本に渡来したものといわれています。同時に「猫面を洗って耳を過ぎれば即ち客到る」というようなことを記した中国古典も渡ってきました。招き猫の置物が、千客万来、商売繁盛を願う縁起物として尊重 されるようになったのはどうやらそのあたりに由来するようです。元祖ともいうべき東京、世田谷の豪徳寺の招き猫を始めとして全国各地にそれぞれ いわれのある招き猫がありますが、なかでも京都の称念寺の白と黒の招き猫は、 白が「福を招くもの」、黒は「病を防ぐもの」また金猫は「金運を招くもの」として 珍重されています。なお右手を上げている猫は「銭を招くもの」、左手を上げている 猫は「客を招くもの」、といわれています。「いつの時代か…..誰いうとなく、招き猫はこのように”家内安全・商売繁盛”のマスコットとして庶民の願いをこめて私たちの生活のなかに定着してきました。」■こんな説もあります。(豪徳寺説)
昔、貧乏なお寺があり、和尚さんは飼っている猫に毎日のように檀家をつれて来てくれるように頼んでいました。ある日、武家の一行がお寺を通りかかった時、猫は招くようにお寺に誘い込み、その一行がお寺に入ったとたんに雷雨がふりそそいだそうです。雨宿りができ、和尚さんの有難いお経まで聞けたと大喜びのお武家は、身分を明かし檀家になることを約束します。それからお寺は繁盛しました。そして可愛がっていた猫が死に、和尚さんは労って猫の像を建てましたが、その姿がまるで手招きしている様から、猫に招かれると良い事があるという言い伝えは此処から来たようです。■不確かな説(今戸焼説)
東京に今戸焼があります。今戸人形の中に招き猫も存在し、江戸時代の後期に生まれたと云われています。手放した猫が夢枕に現れ、自分の人形を作ると良い事があると伝えた事で、猫の人形が出来たとも云われています。招き猫発祥の地と云われているのは比較的最近のようです。

■猫の動作(猫の毛繕い説)
猫が顔をこすっている(洗う時)動作が手で招いているように見えることから、招き猫になったという説もあります。そうする一番上の説が近いのかもしれませんね。

●手挙げの意味と色の意味

右手まねき猫 右手まねき猫…..「お金や財産を招きます」
左手まねき猫 左手まねき猫…..「お客や友人を招きます」
白まねき猫 白まねき猫…….「福を招きます」
黒まねき猫 黒まねき猫…….「魔よけ及び病を防ぎます」
金まねき猫 金まねき猫…….「金運を開きます」
銀まねき猫 銀まねき猫…….「長寿と繁栄」
赤色まねき猫 赤色まねき猫…..「難病奇病や子供の病気を防ぎます」
桃色まねき猫 桃色まねき猫…..「愛情をはぐくみます」
青色まねき猫 青色まねき猫…..「学業の向上」
緑色まねき猫 緑色まねき猫…..「安全を確保します」
黄色まねき猫 黄色まねき猫…..「縁結びに一役かいます」風水では金運
無地のまねき猫 無地のまねき猫…「自分の思いを込めましょう」

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